アトピー肌はセラミド不足?
アレルギーを持っている人が非常に増えている現代、アレルギーというとまず、食べ物のアレルギー、アレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎などが思い浮かびます。
食べ物によるアレルギーはそのアレルギーの原因とされる食べ物を除去した食生活を送らなくてはならず、それ用のメニューを考えるだけでも大変な苦労があることは想像できます。
お子さんが食べ物のアレルギーを持つお母さんは最近とても多いようです。
アレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎に関しては、ひどい場合の処置としてのお薬はありますが、一時だけ治り、また再発、ぶり返すといった状況が多くの患者さんの現状のようです。
根治という面では、特効薬もまだないのが本当かもしれません。
アトピー性皮膚炎は、肌の表面が乾燥してざらざらし、そこがかゆくてかいてしまい、どんどん重症化していってしまう病気です。
アトピー患者の肌には、普通の人よりセラミドが不足していることが分かっています。
アトピー性皮膚炎の患者さんのスキンケアにセラミドが有効だってことはご存知ですか?
そもそもセラミドとは、皮膚の細胞間脂質の事です。
人間の肌の一番外側にある角質層は、角質細胞が何層にも積み重なってできています。
その角質細胞の間をセラミド等の細胞間脂質という脂質が埋めているわけです。
この細胞間脂質・セラミドが、肌の水分が逃げるのを防止してくれて、皮膚の潤いが保たれているのです。
しかし、アトピー患者の皮膚にはセラミドが普通の人より不足しているので肌のバリアが弱い為、乾燥したり、かゆみが出たりするようです。