毛穴黒ずみ解決法

毛穴の黒ズミに悩んでいる人も目立ちます。
一口に毛穴の黒ズミといっても、人によって指しているものが違ったりするので、効果的にケアするには、その見極めが大切です。

まず、皮脂の酸化によって毛穴が黒ずんで感じられる場合は、角栓が毛穴に長い間つまっているときに多く見られる現象です。
比較的大きく開いた毛穴にできるのが特徴。
というのも、角栓を構成している皮脂はもともと透明ですが、毛穴が開いていると、角栓の表面が空気に触れて酸化し黒っぽく変色して黒ズミに見えてしまうのです。
毛穴用のシート状パックをはがしたあと、取れた汚れの一部分が黒っぽく見えることがあるのも納得できるでしょう。

次に、メラニンによって黒く見えている毛穴。
メラニンはシミの元として有名ですが、紫外線の影響を受け、基底層の部分で作られる茶色い色素のこと。
毛穴の中に入り込んだ角質層にメラニンが含まれていれば、毛穴の壁にそってメラニンが縦に並んでしまいます。
つまり、毛穴の中で茶色っぽい色素が縦に何層にも重なるように密集することです。
その影響で毛穴そのものが黒く見えることがあるようです。

また、毛穴につまった皮脂がメラニンを作る元凶になっている可能性もありますね。
古くなった皮脂は過酸化脂質という物質に変化していきますが、これは活性酸素と同じように肌に対して悪い影響を及ぼします。
この過酸化脂質の働きを抑えようとして、毛穴の中の基底層ではメラニンが生成されます。
そのため、毛穴部分が黒くなってしまうんですね。