セラミドとは
セラミドと言う言葉はよく耳にし、なんとなく肌にいいものっていうのはわかりますが、一体どんなものなのでしょう。
角質のバリア機能は、肌の中の「セラミド」の量と関係します。
セラミドが減るとバリア機能も弱まります。
角質層は、レンガとセメントのような構造をしているといわれます。
角質細胞をレンガに例えると、セラミドなどの角質細胞間脂質がセメントで、角質細胞をつなぎとめています。
角質細胞間脂質はコレステロールのようなものを原料として、表皮細胞の中で作られます。
いろいろな脂質が混ざり合ってできていますが、そのうち、約40%にあたるのが、「セラミド」です。
これらの脂質が水と融合して、肌の水分を守り、外からの刺激から肌を守るためにも大きな役割を果たしているのです。
このように、しっかり積み重なった角質層ですが、セラミドが足りなくなると、角質細胞がぐらついてしまい、一部がはがれ落ちたりします。
これが、肌の表面からは、粉をふいたような状態として見られるのです。
レンガが脱落すると、そこはバリア機能が弱くなって外から刺激が入り込みます。
肌が粉をふいた状態になっているときに洗顔すると、石鹸がしみたりするのはこのためです。
セラミドは、レンガを支え、さらに水分をキープしている、肌にとってもっとも大切なものと言えるのです。
ただし、年齢とともにセラミドの生産量は減ってくるので、肌は徐々に乾燥しやすくなっていきます。
老化予防、美肌作りには、欠かせない成分なのです。